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新型iPhoneは女性にとって使いやすい? 価格、バッテリー消費etc.
ITジャーナリストの久原健司です。
新型iPhoneが発表されましたね。日本時間の9月13日午前2時に発表で、いつもは22時には就寝する私ですが、一大イベントですので頑張ってLIVEで見ました。
iPhone 今回の発表で私が一番注目したところは、計算能力が上がった反面、消費電力が削減されたところです。
最近はSNSなどスマホを多用するユーザーが増えているので、スマホ電池の持ちは死活問題です。計算処理能力がパワーアップすることで、スマホの動きが早くなった分、電池の持ちが悪くなる場合が多いのですが、両方ともバランス良く伸ばしてきたのは素晴らしいと感じました。
しかしその分値段も高く、iPhone XS Maxの512GBだと税別16万4800円。簡単に手が出せる金額ではないですよね。毎年のように新製品を出し、どんどんと値段が上がっていくiPhone、果たして女性目線で購入すべきなのでしょうか? 値段やスペックを元に評価してみました。
女性にとって、新型iPhoneは使いやすい?
まずは大きさからなのですが、本体サイズと重量は、XS Maxが77.4×157.5×7.7mm(幅×高さ×厚さ)で重さが208g。iPhone 8 Plusが78.1×158.4×7.5mmで重さが202gなので、サイズ感はほぼ8 Plusと同等となっています。重量は若干8 Plusより重くなっているのですが、8 Plusを使っている人は気にするレベルではないでしょう。
昔はAndroidの方が大きく、iPhoneの方が小ぶりで女性が持ちやすいとイメージされていたかもしれませんが、Androidでもコンパクトサイズのスマホ(Xperia XZ / X Compactなど)がラインナップされている現在、大きさや重さの面でどちらが優れているとは言えませんね。
値段に関しては述べた通り、iPhone XS Maxの512GB版が16万4800円(税別)で、iPhoneユーザーも少し躊躇してしまう額となっています。
では、Androidは安いのかという話になるのですが、ドコモから2018年7月に発売されたハイスペックなスマホ(Xperia XZ2 Premium SO-04K)でも税込み11万円程度なので、価格の差は結構出ています。
さらには、iPhoneはメーカー純正の機種なのに対して、Androidに関しては様々なメーカーが機種を出すので、ごくまれに電池が急激に減るといった不具合が発生します。iPhoneの方がバッテリー消費の少なさ・安定性に関して優位性があると思います。
操作性に関しても、Android 5.0以降はiOS 8と遜色がなくなってきていると言われるなか、個人的な意見ですが、操作の手数といった点でも、iPhoneの方が若干優れている気がします。
防水性もAndroidに追いついた!?
防水機能に関しても、はじめはAndroidの機種が先行していましたが、最新機種のiPhoneは「2mの水深に30分置いても耐えるレベル」とアピールしています。
ハードウェアに関して、各社が切磋琢磨していますので、人気のある機能はこのように補う様に開発されています。2mの水深でiPhoneを使う状況はめったにないと思いますが、キッチンでレシピを確認したり、水まわりで使用する時でも安心できますね。
iPhone以外にも良いスマホはたくさんある
今回、新型iPhoneが発売されるにあたり、旧型(iPhone8、iPhone7)の価格が下がりました。こちらを購入するという方もいるでしょう。しかし、iPhone以外にもよいスマホはあるし、選択肢は非常に多いことを知っておく必要はあります。
例えば、Androidはおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線機能がついていたり、アプリの数が圧倒的に多かったりします。上記でバッテリー消費はiPhoneの方が上という話をしましたが、それを補うだけの点はあります。結局はその人のライフスタイルによって必要な機能やアプリは違ってきますが、スマホを選ぶ際にiPhone以外にも素晴らしい機種があることを知っておく良いと思います。
スマホ ただし操作やアプリの使い方等、なにか分からないときに聞ける相手がいると便利ですので、あまり機械の操作に自信のない方は、親族や仲の良い友人が持っている方を選択するのも一つの手段だと思います。
自分に必要なものは何なのか、優先順位をつけて量販店の方に相談してみるのも良いかもしれませんね。この機会に、ぜひ自分にぴったりのスマホを探してみてください。
<文/久原健司>
【久原健司】
1978年生まれ。ITの人材派遣会社やソフトウェア開発会社を経て、2007年に株式会社プロイノベーションを設立。現在は、一般社団法人日本情報技術振興協会(JAPRO)認定講師として企業研修を行ったり、日本一背の高いITジャーナリストとしてwebメディアでも活躍している。